Direct Bondingこんな治療があったんだ!
ダイレクトボンディングによるコンポジットレジン修復
様々な症状に対応するダイレクトボンディング
「歯に接着し、歯と同じ色で、歯と似た性質の材料」を使って、歯をあまり削らずにキレイに治すことが可能になった。「いつまでも、自分の歯で噛める おいしく食事ができる、楽しい人生を過ごす」ためにも、歯を傷めないで治す方法「抜かず、削らず、歯を治す」日本が世界に誇る“接着修復法”の魅力。お口の中で直接修復しますので治療時間はかかりますが処置は基本、即日完了できます!
本来インプラント、矯正、外科治療と併用で治療計画を立てることは理想ですが、時間もコストも含め現実問題として現状を回復する手段を考えることも大切です。悩んだ末に治療を受けずに放置してしまい、さらに健口と健康が損なわれてしまう方が残念ながらいらっしゃいます。ダイレクトボンディングによるコンポジットレジン修復がなせる技、意外と多くの悩みに答えを出せる方法です。一度ご相談ください。
はばら歯科では、
初めてできたむし歯に対して、
金属の詰め物による治療を行いません。
歯と歯の間にできたむし歯の治療は
「インレー」と呼ばれる金属の詰め物の治療が一般的でした。
金属は歯とあまり接着しないため、金属がはまり込むスペースを確保する目的で
健康な歯の一部を削る必要がありました。
しかし、現在では材料の進歩により多くの症例で、歯と強く接着する
「コンポジットレジン」という白い材料での治療が可能となりました。
歯と接着するので健康な歯をより多く残すことができます。
健康な歯をなるべく永く残すために、当院では初めてできたむし歯に対して
金属による治療を行いません。
一部保険適応外となりますが、お口の健康にとって最良の選択をするために
皆様のご理解を賜りますようよろしくお願いします。
こんなことが「削らずに」できる!
離開
- 歯のカタチと大きさを変えてスキマをふさぐ:diastema:direct veneer
- 歯と歯の大きなスキマを埋める:diastema:class Ⅳ restoration
破折
- 歯ぐき側の欠けた部分が色が変わってしみたりする:NCCL /class Ⅴ restoration
- 欠けた歯のカタチを元どうりにできる:traumatic fracture:class Ⅳ restoration
変色歯
- 変色した色の歯にコーティングしてキレイに見せる:direct veneer
形態回復
- 神経をとった歯(根管治療)を銀歯や被せ物にしたくない:classⅠ restoration : direct crown :direct overlay
- もともと小さい歯をキレイな形の歯に見せる:direct crown
- 矯正治療後のちょっとしたスキマも形態回復:direct crown/ restoration
TOOTH WEAR / 酸蝕症, 咬耗,摩耗
- 歯ぎしりで歯が削れてしまい噛み合わせが上手くいかない:direct crown:direct overlay
- 歯がしみて飲食もできない 歯を削られるのが怖い:direct overlay
咬み合わせ再構築
- 噛みにくい奥歯に噛めるように歯のカタチを復元:direct overlay
失活補綴歯の再製
- 残根状態の歯、土台の歯から歯のカタチを復元、そのまま1本歯をツクル:direct crown/ monobrock restoration
- 割れた歯や根っこだけ残った歯をなんとかうまく残してみる:direct crown/ monobrock restoration
アタッチメント義歯で機能回復
- 残った歯を利用して入れ歯の浮き上がりを改善:direct attachment over denture
審美障害への部分矯正併用
- 目だだない、違和感の少ない歯並びプチ矯正:direct resin button
- どんどん歯が出っ歯になってきて隙間が目立つようになった:direct resin button:diastema
欠損回復
- 歯を抜いた直後にも噛める歯を入れる:direct bridge immediate
- 永久歯が生えてこない、または抜けたままになっている歯の両側の健全歯にくっつけるブリッジをつくる:direct bridge staged
- インプラントも義歯もダメな場合の削らないでできるブリッジ:direct bridge
様々な症状に対応可能です
コンポジットレジン修復は、下記のような様々な症状を解決することが可能です。
-
すきっ歯が気になる
-
歯の根本がかけている
-
奥歯の銀歯を改善したい
-
折れてしまった歯を治したい
-
歯の色が気になる
-
歯の形や大きさのバランスが気になる
更に下記のような症状にも対応可能
ダイレクトブリッジ
- 歯が抜けたところを両側の歯を削らずに治療したい…
- インプラントや義歯以外の方法で治療したいが歯を削りたくない…
ダイレクトクラウン(モノブロックレストレーション)
- なんども差し歯が抜けるたびにつけ直してもらったがまた抜けた…
- 被せ物の色や形が気に入らない…
- 根っこだけ残った歯を抜数に治すことができれば….
どれくらい持つか?
学術誌での生存解析では、一般的なコンポジットレジン修復の3年生存率は99%、10年生存率は95%といわれております。はばら歯科における実績では、ダイレクトブリッジ修復の3年生存率は89.1%(2020年10月現在)という結果となっています。なお、東京医科歯科大学う蝕制御学教室における研究事業において当院は共同研究機関の一つとして調査研究を実施致しております。
コンポジットレジン修復を受けられる方へ
冷風により発熱から歯周囲組織を守ります 。
コンポジットレジンは天然の歯と同等の強度になりセラミックスや金属よりも強度は落ちます。 経年的な劣化や摩耗は当然生じてきますが、繰り返し補修修復を行いながら歯の寿命を伸ばしていくために、定期的なメンテナンスでのケアが大切です。
重合収縮率を圧倒的に抑えた国産メーカーコンポジットレジン材料を使用しております。光を当てて固まる性質で徹底した光照射による発熱感を伴うことがあります。また後日のメンテナンス時に、歯の表面研磨の徹底によって表面正常をピカピカに磨き上げて維持向上させることができます(セルフシャイニング効果)
テクニックセンシティブ(技術と経験に左右される)が影響しますが当院では、コンポジットレジンを中心としたMIと審美修復の両立に関する包括的な治療方法を学ぶ「コンポジットレジン修復の発想転換」 / JT concept Master courseを受講した歯科医師が2名在籍しておりますので、ご安心ください。
治療する歯の本数や開口維持可能な治療時間を含め患者特性を踏まえた治療予約をセッティング致します。
コンポジットレジン修復が、非常に優れた治療ですが、上記のような欠点もありますが、当院ではこれらの不安点を補う努力を行なっています。
よくある質問
- Q.すぐに外れたりしませんか?
- A.修復治療に使用される接着剤は、強力に歯質と接着し同時に歯の神経を保護します。むし歯の再発も抑える効果があり2次的なむし歯の再発も抑えられます。現在、直接修復だけでなく間接修復(金属やセラミックなどの詰め物、被せ物治療)においてもこの接着材料を用いた修復が基本となっており、接着界面での剥離・脱離のトラブルはほとんどありません。
接着剤により歯の形態を即日回復するダイレクトコンポジットレジン修復は、高い生存率を誇る修復治療でありながら、他の修復治療同様に強い噛み締めなどによる咬耗などが原因での破折やチッピングなどのトラブルの可能性があり、マウスピース治療などの併用で予防していただきます。トラブルや経年的劣化に対しては再修復や修理が容易に可能となり、定期メンテナンスでの維持管理によってトラブルを未然に防ぎます。
- Q.ダイレクトボンディングで歯並びを治せますか?
- A.前歯の間に不自然なすき間(離開)が生じている「すきっ歯」などは、ダイレクトボンディングで改善できます。その他、比較的軽い歯並びの異常であれば、ダイレクトボンディングをおすすめできます。また部分矯正治療(LOT:Limited Orthodontic Treatment)との併用で効果的な審美回復が可能な症例も多く実施しています。
- Q.保険で詰めるレジンとは何が違うのですか?
- A.「初めてのむし歯」に対するコンポジットレジン充填、奥歯の噛み合わせ面に限局した不良充填物(金属や古いレジンなど)のむし歯に対する充填修復は、基本的に保険診療で行います。そのほか、保険診療内での充填処置が可能と診断した場合に限ります。
隣の歯と接する歯の部分が大きく欠けて形態を回復する必要がある場合(臼歯大規模2級修復)や、形態回復が目的の審美修復(すきっ歯、破折など)、ダイレクトクラウンやダイレクトブリッジは、特殊な装置や材料の使用、手法により自由診療での対応となります。詳しくは、症例毎の治療費をご参照ください。またお気軽にスタッフにご相談ください。
- Q.歯周病でも施術を受けられますか?
- A.保険診療において、歯周基本治療や外科治療の実施を前提としたダイレクトボンディングによる動揺歯の固定を行うことがあります。また、特殊な歯周外科治療を併用してのダイレクトボンディングによる修復治療も実施しております。
- Q.生まれつき小さい歯を大きくできますか?
- A.生まれつき小さい歯である「矮小歯(わいしょうし)」は、ダイレクトボンディングで改善できる症状のひとつです。ケースによっては被せ物による治療の方が適していることもありますので、まずはお気軽にご相談ください。